頑張ったこと、のこしてくれたこと
ぽかぽか
気持ち良さそうなトンちゃんの手。
今年3月の日向ぼっこタイム。
足の痛みも良くなってるように思えた頃。
この手をもう握ることが出来ないのは
残念で、寂しい。
引き続き終の病魔について
と、のこしてくれたこと(長いっす)。
...
GW以降は急速に病状は進んだ。
5/14 病院 しこりのチェック 多発確認 追加切除断念。
病理結果まだ出ず。レントゲンでチェックしても原発病巣写らず不明。
右目がほぼ視力を失っていることを確認。 体重減3.45kg
病状と今後のことを再確認 積極的治療方法はほとんどない・・・と。
腫瘍多発のダメージが大きくQOLの重要視。
5/15~17 煮魚 キャットフードを交互に少量ずつ 飲食介助。時々吐く。
水分摂取重要。水はシリンジを使い始める。 トイレ介助も始める。
留守にするとトイレや水のことが気になる。
外出から帰宅すると、不安だった様子が伺える。(帰宅後ゲロまみれの日もあった・・涙)
触れて話かけていると少しホッとするのか、いつもの気だるそうな顔つきに戻る。
5/18 病院 4月末に切除した腫瘍の病理結果出る。「良性腫瘍・単体の腺腫」
納得できない結果 再度別の病理医に2度目に切除した検体を出す。
足に違和感がある様子 痛み止めを試してみる。
今後の話など。 苦痛を緩和してあげたい一心で生活の様子を話すうちに
自分の無力さが口惜しくて不覚にも涙が溢れて止まらず。
(崩れてはいけない場所状況で泣けてしまったことが今もとてもクヤシイ)
この日からワタシの涙腺の扉に鍵が掛からなくなった。
ナチが側で過ごせるようにベッドを隣に移動。以降あまり離れず共に過ごす。
5/19 煮魚 おじや(発芽玄米と野菜) キャットフード 少量ずつ食べる。
自力でトイレに行くのが更にきびしい。(トイレで横になりしっこ&ウンチ出た!(喜))
5/20 足の違和感(疼痛?)はあまり変わらない様子。 体が熱い。
両足が利かなくなり始め歩行不可 抱っこで家の中を散歩、窓際で休憩など。
5/21 病院 午前中発作のため午後診察。2度目の病理結果 「腺癌=悪性腫瘍」
原発病巣が不明なためQOLの重視のみ しこりは増え成長していた。鼻給餌。
鼻からゴハンを入れてもらい、少し満たされ気分が良くなった様子。
夕方から少し食欲出る。おじや+栄養スープを頑張って食べた。
左目もよく見えなくなったのかもしれない。 自力で水が飲めなくなった。
モノの認識が難しくなっていた。
抱っこでお散歩(家の中) 首が据わらなくなっていた。
21日夜遅く~22日夜中~朝 断続的に発作が続き、落ち着いた合間に
水、煮魚をスープ状にしたものをシリンジで口に運ぶ。
繰り返す発作を乗り越え、午後ダンナが帰宅した瞬間 永い眠りに。
この日の様子は ≫ こちら
ここまでがトンちゃんの最後の病魔でした。
いくつか記憶が欠落してるけど、一時期は回復へ向かう様子もあったんだよね。
こんなにバタバタと物事が駆け足で進んでしまうなんてね。
苦痛で大変な時間を短く終えられたことは良かったのかもしれないけど
おかげで気を抜くヒマもなくいっぱいいっぱいな毎日だった。
直接的死因はワタシには分らない。
最後の瞬間まで聴診器を胸に当てていて激しく乱れることなく
徐々に弱くなっていく心音、-気がついたら自分の鼓動だけかすかに聞こえていた-
を聴いていたから心臓発作ではなかった、と思っている。。
…抱きしめていたかった。
悪性腫瘍、数日でどんどん成長し増えていくものがある、という話は聞いて知っていた。
でもそれがトンちゃんの身に実際に起こるとは思ってもみなかった。
まさかうちの子に限って!です。 何か見つけたらチェックを怠りなく。
視神経、後肢への影響は腫瘍転移があったのだと思います。(脳、脊髄など)
2月の後足異常やその後の体調異常も腫瘍に関連していたのかもしれません。
もっと早い段階で何かをつかめていたら詳しい検査(MRI等)も考えたかもしれない。
でも結果としては、あまり変わらないものだったのかな、とも思う。
トンちゃんを老ネコさんと言って良いのかな、たくさんの先輩方がいるんだけども
老ネコさんへの治療は、必ずしもすべて完治を望んでいない。
たぶんいくつかの病気や不調を抱えている場合が多いから
病気や根治だけを見てしまうと本ニャンにとって辛いだけの生活になりかねない。
もちろん完治出来るものなら治療は受けるでしょう、でも多くは望まないのではないかな。
自分達にどんな風なケアできるのか、少しでも苦痛を緩和してあげられるのか
病気でも出来るだけ快適に、暮らしを一緒に送りたい
と、考えるようになってくると思う。
苦痛を取り除けるだけでどれだけ気持ちに変化が訪れることか
ほんの少し満たされた気持ちになれるだけで病の中でも目の輝きがぜんぜん違うんだよ。
自分に置き換えて考えたらよく分かると思う。
動物も緩和ケアはすごく重要だと思う、この部分は早く進んで
それぞれのかかりつけ病院で受けられるようになって欲しいと思う。
トンちゃんが残していってくれたことはたくさんある。
その中でも大きいもの、彼女のテーマは「愛」だったような気がする。
愛すること、愛されること。
愛は美しく優しいだけではないよね、、難しい。
昨秋頃からずっとトンちゃんに「大好き 愛してる」と言い続けていた。
愛してる…と言葉に出す度に、毎回胸がキュンとなって、鼻っ柱が痛くなって
涙が出そうになった。…なんでだろ?って。
今もそう、キュンとなる。(苦笑)
お悔やみの言葉に 「愛」 そのものやそれに関連する言葉をたくさん頂いた。
偶然なのか何なのか、面白いな、って思う。
クッキーは、生きること、生死、命、をワタシに示してくれた。
トンちゃんは、一生懸命生きた、愛。
クッキーから「生きる、命」を受け継いで、「愛」をトンちゃんは示して残してくれた。
2つの大切なテーマをもらえたんだなー。
何方かへのメールに書いたことだけど(笑)
トンちゃんがもたらしてくれたものは、
ワタシの心の身になり、いつか可愛い芽を出してきっと形の良い実が
なってくれると信じてる。
美味しい実にして行くのは自分であり、腐らせるようなことはしちゃいけない。と。
いつもいつも学ぶ。
ニャンコに教えられる人生歩んでます。
8/1はトンちゃんのうちの子記念日。祝16回目、やりますよ!
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書こうと思っていて忘れていたことがあったので追記。↑にも一部追記あり。
祈り。
強くたくましく生きようとチカラを持てるのは
苦しみを知ったから。
でもいのちは儚い。
今 苦難と向き合っているみんなに
チカラがたくさんわいて来ますように。
乗り越えて次に進むパワーを持てますように。
Keep going!
ある可愛いお子のために。
...Close
Comments
◆ 白湯さん
書き忘れた。
佐渡さんのサインもらってきてな。(爆笑)
Posted by: miaow | July 25, 2009 00:26 [RES]
◆ 白湯さん
超長大作(笑) 読んでくれてコメントもありがとう。^^
って、まだしつこく書いてるって、感じだねw^_^;
フワフワふかふかが居なくなっちゃったことがサミシイ。
触れたいな~、、ナチも同じだね。
うん トンちゃんくしゃみしてたからいっぱい飛ばし種してるよ~。(笑)
実になる… そう言ってもらえると幸せ。
トンちゃんも他のみんなも虹の橋から見守ってくれてるよ。
zeraちんへのレスにも書いたけど
一緒に通り抜けた事はそれとして、なんだけども
気持ちの中のことが一番不憫に思う。
生活不便とか苦痛をもっと楽にしてあげたかったなあ、、と。
自分に限界感じた。
今はもう気にしてないと思うけど<トンちゃん(笑)
と、まあ、グタグタ思ったりしながら過ごしてるですよ。
ありがと。
Posted by: miaow | July 25, 2009 00:25 [RES]
こうして読ませてもらうと
改めて
トンちゃんとmiaowの過ごした時間の重みを感じるよ。
トンちゃんは、私の中にも実は生きて?いて
あのふわふわっとした様子と、かわいい瞳は
今でもかなりリアルに思い出される。
そして
そんなトンちゃんを送ったことを考えると
命は限りがあるんだよ、と
あたりまえの事ながら、何度も教えられる。
トンちゃんは私の中にもこぼれ種?(笑)を飛ばしてくれたのかもね。いつか私の中でも、その実が育ち
助けてくれるのかもしれないなぁ、と思ったり。
そのためにも、私も種を腐らさずに
活かしていかなくちゃなー、と思うよ。
写真の中のトンちゃんにもオヤスミと告げて
今日は寝ることにするわ。
Posted by: 白湯 | July 24, 2009 23:33 [RES]
◆ zeraちん
読んでくれてコメントくれてありがとー
文章にはなってない羅列だな(苦笑
違和感が全然なくならないからちょい離れたとこから書けるかな?と思ったけど無理だった(苦笑)
書くのはツライことだったけど、トンちゃんと一緒に通り抜けて来たことだから
(正しかったかどうかはまた別)
ただ、トンちゃんの強さとかけな気さ、不安とか思っていたこととか、苦痛、、
心情的なとこを想像してしまうからそれがすごくツライ。
どれだけ力になれたのか分からないし、苦しめてしまったかもと思ったりね、
この部分はこれからもツライと思う。
うん、死には慣れることはないやろねぇ
みんな性格が違うようにそれぞれの最後だと思う。
ナチには何をしてあげられるか分らないけど
(今まで以下かもしれないよ(・ω・;))
大事にしてあげたい。^^
Posted by: miaow | July 24, 2009 22:21 [RES]
トンちゃんの最期、UPありがとう。
書き上げるの、辛くなかった?
あたしはムリムリ。
時間がたとうと文章にしてまとめることはできないよ。
miaow殿みたいに愛情いっぱいで送り出せなかったから。。
腫瘍があって、腎不全。。。
ずいぶんとがんばったんだね、トンちゃん。
読んでて苦しかった、胸が詰まるというか・・・
「死」っていうものは、何回経験しても
「慣れる」ということはないね。。。
わたしも チョウスケにしてあげられなかったこと、胸におき、
今のニャンズたちを幸せにしてあげたいです。
Posted by: zeraちん | July 24, 2009 19:45 [RES]
◆ グナママさん
長編を読んで下さってありがとう。
グタグタと書いちゃって、どうもすっきり分りやすくまとめるのが下手です(苦笑
トンちゃんは鈍感なワタシに耐え忍び、病魔に耐え、忍耐強い子だなと思いますw
日々目の前のことを追いかけるだけで精一杯だったですよ。
今 あの気持ち良いフカフカが欲しくて抱っこしたくてたまらない時がありますね~
役目を終えたらサヨナラなんですよね、そのお役目の阻止したかった(^_^;)
なんて思ったりしてね。えへへ
でもそのお役目はワタシの先生役だからな、もう・・落第生でいなくちゃ<自分(爆)
どうもありがとう。
Posted by: miaow | July 23, 2009 00:37 [RES]
苦しい時のこと、思い出しながら書くのは
まだ相当に辛いのではないかと思います。
でも、書いて下さってありがとう。
トンちゃんは痛かったり苦しかったと思いますが、
この闘病の日々は、トンちゃんとmiaowさんとの
愛に満ちた日々でもあると、私は深く感じました。
涙なしには読めませんが、私もグナにしてやれなかったことを
今の2にゃんにしてあげながら、
「グナが教えてくれたこと」と、グナに感謝する毎日です。
>トンちゃんがもたらしてくれたものは、
ワタシの心の身になり、いつか可愛い芽を出してきっと形の良い実が
なってくれると信じてる。
美味しい実にして行くのは自分であり、腐らせるようなことはしちゃいけない。と。
深く共感しました。
心に刻んでおきたいと思います。
どうもありがとう。
Posted by: グナママ | July 22, 2009 21:35 [RES]
◆ くーるさん
どうもありがとう~
細かく書き過ぎた気がするね。(苦笑)
そ、ホントにトンちゃんものすごいスピードで回りのみんながついて行けなかった。
カワハギね~ 今もスーパーで見つけたら買ってるの。(´pq`)ックク
今日も食べたし。^^
うん、命は永遠じゃないんだよねー
それを前の子に教えられたw 当たり前のことなんてないんだって。
でもお別れを経験した人はきっとそのことが解ってるからちゃんと進んで行けるという気がするよ。
優しい言葉に触れる時が一番涙がこぼれる時。
ありがとう。
Posted by: miaow | July 22, 2009 21:24 [RES]
改めて…
トンちゃん大好きだよ。
miaowさんお疲れ様。
本当に急展開で私もどんどん先に行っちゃうトンちゃんに置いていかれた気分です。
かわはぎあったら買うからねー。なんて言っていたのにね。
でもmiaowさんがトンちゃんと心の交信が出来たみたいで、それは良かったなぁって思いました。
当たり前だけど忘れがちなこと。命、形あるものはいつかはなくなっちゃうんだよね。
心の片隅に置いておかなくちゃ。
これからはトンちゃんを思いつつ、ナチくん、なっちゃんと愛を育んでください^^
Posted by: くーる | July 22, 2009 12:25 [RES]
◆ みえにゃんさん
ありがとう~
でも泣かないで(苦笑
遺してくれたものは大きくて温かいから大丈夫です♪
まだすごい妙な感覚で信じられない部分もあるけど
やっぱりちゃんと生きてるから。(おかしな表現だなぁ・・)
さちこさんもちゃんと生きてると思います。^^
Posted by: miaow | July 22, 2009 12:24 [RES]
涙・涙です。。。
トンちゃんもmiaowさんも本当に頑張って、頑張って。。。
言葉がありません。。。
Posted by: みえにゃん | July 22, 2009 10:56 [RES]